ガトーショコラは、手作りスイーツの中でも作られる機会が多いケーキです。
他の、生クリームやフルーツを使うケーキと比べると持ち運びやすく、特にバレンタインのプレゼントとして人気が高いです。
プレゼントするとなると、気になるのはその日持ちです。
手作りガトーショコラの賞味期限はどのくらいなのでしょうか？
本記事では、
- 手作りガトーショコラの日持ちと作るのに最適なタイミング
- 適切な保管方法と常温、冷蔵、冷凍での賞味期限
- 美味しい状態で味わうための保存や解凍のコツ
をお伝えします。
ガトーショコラの日持ちと作るタイミング
ガトーショコラは、中まで火を通すので日持ちしそうなイメージを待たれる方もいます。
実際には、生クリームやバター、卵といった材料を使っているため、あまり日持ちはしません。
だからこそ、いつ食べるのか、または誰かにプレゼントする日がいつなのかを考えてから作るのが大切です。
実は、ガトーショコラは作ってから翌日に食べると、風味が際立ち、よりしっとりとした味わいを楽しめます。
そのため、食べる予定の日に合わせて、前日に作るのがおすすめです。
粉砂糖をかけるのは、渡す当日にするのが良いでしょう。もちろん、生クリームやフルーツをトッピングする場合もです。
続いて、常温、冷蔵、冷凍での保管の仕方と賞味期限について詳しくお伝えします。
ガトーショコラの保存方法と賞味期限
ガトーショコラは、季節に関わらず冷蔵庫での保存をお勧めします。
ですが、冷蔵庫に入れる場所が空いていなかったり、長期に保管したい場合もあると思います。
そんなときは、常温保存や冷凍保存を検討しましょう。
常温で保管するガトーショコラの賞味期限
常温で保管するガトーショコラの賞味期限は、約1〜2日です。
ただし、常温で保管する場合でも、高温多湿になる場所は避けましょう。
通気性の良い場所を選ぶことが大切です。
特に夏の時期は、常温に2日間保管するのは厳しいこともあります。
その場合、翌日までを賞味期限と考えると良いでしょう。
ガトーショコラには生クリームなどが使われているため、基本的には常温保存よりも、冷蔵か冷凍保存をおすすめします。
冷蔵庫で保管するガトーショコラの賞味期限
冷蔵庫でガトーショコラを保存する場合、賞味期限は約4〜5日間です。
ガトーショコラは、作ってから翌日が最も美味しい時と言われていますので、食べる日やプレゼントする日の前日に作って、冷蔵庫で保管しておくのがベストです。
冷凍庫で保管するガトーショコラの賞味期限
冷凍庫を利用してガトーショコラを保存する場合、賞味期限は2〜3週間です。
大量に作りすぎたり、長めに保存したい場合は、冷凍が非常に役立ちます。
ホールのままより、食べやすいサイズにカットしてから各々をラップするほうが、解凍も早く、ラップで密閉しやすくなります。
さらに、ジップ付きの袋やタッパーなどに入れることで、鮮度をより長く保つことができます。
保存するときに注意するポイント
保存する際は、乾燥を避けることが重要です。
ガトーショコラは、しっとりとした食感が魅力の一つでもあります。
常温、冷蔵、冷凍、いずれの保管方法でも乾燥対策が必須です。
簡単な乾燥防止策としては、ガトーショコラにラップをするのが良いでしょう。
ただし、焼き立ての状態ではなく、粗熱が取れてからラップをするようにしましょう。
手でさわれる程度に冷めたら、粗熱が取れているというサインです。
または、ガトーショコラにラップをかけてみて、しばらく置いてからも水滴が付かなければ粗熱がとれていると判断できます。
粗熱がとれたら、型からはずしてラップで包んで保管します。
ラップは、できるだけガトーショコラにピッタリと密着させるのが望ましいです。
ビニール袋や、タッパーなどの密閉できる保存容器に入れておくのでもいいでしょう。
冷凍ガトーショコラは冷蔵庫で解凍する
冷凍されたガトーショコラを解凍するときは、冷蔵庫でじっくりと時間をかけて行うのがベストです。
冷蔵庫での解凍には約6時間ほどかかります。
カットして小分けしたものなら、約3時間程度に時間が短縮されます。
朝のうちに冷蔵庫に移動させておけば、午後や夕方には食べられる状態になります。
解凍後は、できるだけ早めに食べましょう。
解凍後の賞味期限は、長くて2日が目安です。
トースターで軽く温めると、焼きたてのような香りと温かさが味わえます。
常温で自然解凍したい場合
室温で自然解凍すると、1時間あればほとんどの場合で解凍できます。
ただし、温度差が大きい状態で解凍することによって、水分が出て水っぽくなり、品質が低下する可能性があります。
そのため、冷蔵庫での解凍が推奨されるのですが、どうしても室温に置くしかない場合には、温度差を極力なくすようにしましょう。
クーラーボックスや、発泡スチロールの入れ物があれば、それに入れて冷蔵庫の代わりにすると良いです。
電子レンジで素早く解凍したい場合
速く解凍するために、電子レンジを使いたくなるかもしれませんが、ガトーショコラにはあまり向いていません。
電子レンジで冷凍ガトーショコラを均一に温めるのは難しく、食感や味が悪くなってしまうことがあります。
早急に解凍する必要があるときには、電子レンジの解凍機能を利用し、こまめに状態をチェックするようにしましょう。
解凍機能がなければ、ワット数をできるだけ下げ、100Wや200Wに設定して様子をみながら解凍します。
ガトーショコラの日持ちと冷凍・常温保存や解凍のコツのまとめ
ガトーショコラは焼いてあり、見た目にも長持ちするように思えますが、実は保存期間が短く、扱いがデリケートなお菓子です。
粗熱が取れてからラップをして、冷蔵庫で保管することが推奨されます。
手作りガトーショコラの日持ちの目安は、常温で1〜2日、冷蔵で4〜5日、冷凍で2〜3週間です。
正しい保存方法を覚えておけば、その美味しさを長く楽しむことができます。
解凍は、冷蔵庫にいれてゆっくりと解凍するのが良いでしょう。
できるだけ温度差をなくすようにすることが解凍のコツです。
また、ガトーショコラは焼いた当日よりも、翌日のほうがしっとりと生地が落ち着き、美味しく食べられます。
プレゼントするときには、前日にガトーショコラを焼くのがおすすめです。
