スポンジケーキがパサついてしまった経験はありませんか?
一生懸命作ったケーキが固くなってしまったり、見た目や食感が想像と違ってがっかりしたりすることもあるでしょう。
でも大丈夫です!
パサパサのスポンジケーキもシロップを使うことで、しっとりふんわりと復活させることができます。
このテクニックは多くの洋菓子店で採用されているだけでなく、自宅で簡単に実践可能。
ここでは、簡単で便利なシロップを使った復活方法や、シロップのレシピ、スポンジケーキがパサパサになる原因と予防方法を詳しく解説します。
美味しいケーキ作りのヒントを一緒に探りましょう。
パサパサのスポンジケーキをしっとりさせる方法
パサパサになったスポンジケーキをふんわりと柔らかく仕上げる方法の一つに、シロップを塗る方法があります。
しかも、シロップをスポンジに染み込ませることで、ケーキがしっとりと復活するだけでなく、クリームの塗り付けがしやすくなり、スポンジとクリームがよく馴染むようにもなるんです。
これは洋菓子店でも行われるテクニックです♪
この、簡単で便利な復活方法について詳しくご説明しますね。
シロップで簡単に復活
まずはラップで包んでから電子レンジで20〜30秒くらい温めます。
次に、シロップをスポンジケーキの表面に塗ります。
刷毛がなければスプーンで塗っても大丈夫ですよ。
シロップを塗る際は、ケーキがまだ温かいうちに行うと、より効果的です。
温かい状態のほうがシロップがケーキに浸透しやすく、内部までしっとりとさせることができます。
次に、シロップの作り方も3つご紹介しますね。
自分で簡単に作ることができますよ。
- 砂糖と水のオーソドックスなシロップ
- ジャムのシロップ
- 果物の缶詰のシロップ
甘さはお好みで調節可能です。
砂糖と水のオーソドックスなシロップ
- 水 100cc
- 砂糖 約30グラム
基本的なシロップは、砂糖と水を混ぜて加熱して作ります。
水と砂糖を小鍋でひと煮立ちさせたら完成です。
砂糖が溶けてしまえばいいので、レンジで加熱してもOK。
ジャムのシロップ
- お湯 100cc
- お好みのジャム 大さじ1〜2
ジャムをお湯で混ぜて、なめらかになるまで溶かしたら出来上がりです。
果肉が入っていないタイプが作りやすいです。
入っている場合は、茶こしでこすといいですよ。
フルーツの缶詰のシロップ
- フルーツの缶詰のシロップ部分
フルーツの缶詰のシロップをそのまま利用することもできます。
これはシロップを別途作る手間が省けて便利です。
フルーツもデコレーションに使うことができますね。
スポンジケーキがパサパサになる原因と予防方法
スポンジケーキがパサつく主な原因は以下の通りです。
・材料の分量が正確ではない
・薄力粉が十分に混ざっていない
・オーブンでの焼きすぎ
・低温の卵の使用
・冷まし方が悪かった
これらの点について、予防方法と一緒に詳しく解説していきます。
材料の分量が正確ではない
レシピに書かれている通りにバターや砂糖の分量を計ることは、ケーキがきちんと膨らみ、適切な食感を保つために非常に重要です。
普段の料理では、味付けの分量が多少異なっても問題ないことが多いですが、お菓子作り、特にケーキを作る際には、そのようなアレンジは難しいです。
バターや砂糖の量を減らすと、予想外の失敗につながる可能性があります。
初心者さんのお菓子作りは、アレンジよりもレシピ通りが原則です♪
特に、砂糖は卵白の泡を安定させ、生地をしっとりさせる役割を果たします。
そのため、レシピで定められた砂糖の量を守ることが非常に大切です。
甘さの調整をしたい場合は、生クリームに入れる砂糖の量を減らし、全体の糖分を調整することがおすすめです。
薄力粉が十分に混ざっていない
スポンジケーキがパサパサになる一つの原因は、材料が十分に混ざっていないことです。
特に、薄力粉を均等に混ぜ合わせないと、焼き上がりが粗くなるため、質感が損なわれ口当たりが悪くことがあります。
薄力粉を加えた後は、粉っぽさが消えるまできちんと混ぜることが大切です。
また、薄力粉は1回ふるっただけでは不十分です。20センチほどの高さから2回は振るいましょう。
生地に混ぜるときにも、数回に分けて、振るいながら入れるようにします。
この作業を行うことで、小麦粉に空気がしっかりと含まれ、スポンジケーキがよりふんわりとした仕上がりになります。
小麦粉を振るうことは、ダマができるのを防ぐ効果がありますので、生地と均一に混ざりやすくなります。
オーブンでの焼きすぎ
もう一つの原因は、焼きすぎです。
生地を長時間焼きすぎると、必要な水分が失われてしまいます。
オーブンの種類や使用する型によって焼き時間は異なりますので、レシピの温度と時間をベースに適切に調整しましょう。
金属製の型は熱伝導が良いため、通常より短い焼き時間が適切です。
一方で、紙製の型を使用する場合は、温度を少し高めに設定することがおすすめです。
低温の卵の使用
冷たい卵の使用も原因の一つです。
卵は冷たいと泡立ちが悪くなります。
スポンジケーキは卵の泡立ちを利用してふくらませますので、泡立ちを良くするために卵は常温に戻してから使いましょう。
冬場は1時間、夏場は20分前を目安に冷蔵庫から出しておくと良いです。
卵が常温になっているかどうかは、触って確認できます。
触ってみてひんやり感がなければOKです!
冷まし方が悪かった
スポンジケーキを焼き終えた後の冷まし方にも注意が必要です。
粗熱を取った後はラップやビニール袋に入れて保管し、乾燥を防ぎましょう。
また、焼きたてのスポンジケーキはまだ水分のバランスが取れていないため、乾燥しているように感じられることがあります。
そのため、焼き上げた後に一晩置いてから使用するのもおすすめです。
まとめ パサパサのスポンジケーキをしっとりさせる方法!美味しさを復活させる秘訣
この記事では、電子レンジとシロップでパサパサのスポンジケーキを復活させる方法をご紹介しました。
パサつくスポンジケーキもシロップを使えば、しっとりとしたケーキに生まれ変わります。
シロップの種類も、砂糖と水で作るオーソドックスなものから、ジャムや果物の缶詰を使ったシロップまで、さまざまな味わいを楽しむことができますので、お好みにあわせて試してみてくださいね。
また、パサパサにならないための予防方法として、材料の分量の正確な計量や薄力粉の十分な混ぜ方、適切な焼き時間や卵の常温使用、冷まし方なども重要なポイントです。
これらの知識を活用し、いつでもしっとりと美味しいスポンジケーキを作れるようになりましょう。
ケーキ作りの小さな失敗も乗り越えて、しっとりふんわりとした絶品のケーキを楽しんでください。