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パウンドケーキはベーキングパウダーなしで作るとどうなる?入れ忘れた時は?

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パウンドケーキを作りたいと思ったとき、手元にベーキングパウダーがないときがあります。

レシピにベーキングパウダーと書いてあると、使わないとケーキがうまく膨らむか心配ですよね。

ですが、実はベーキングパウダーを使わなくても問題なく作れる方法が存在します。

この記事では、

  • ベーキングパウダーなしでパウンドケーキが膨らむのか
  • ベーキングパウダーを使わずに作る秘訣
  • ベーキングパウダーを使ったときと使わなかったときの違い
  • 焼いている途中でベーキングパウダーを入れ忘れたことに気づいた時の対処法

をご紹介します。

ベーキングパウダーなしでも膨らむ?パウンドケーキ作りの秘密

パウンドケーキは、ベーキングパウダーがなくても十分に膨らむことができます

実は、パウンドケーキは、もともとベーキングパウダーが普及していない時代に生まれたお菓子なんです。
当然ベーキングパウダーなしで作られていた、ということです。

そもそもベーキングパウダーとは?

お菓子やパン作りに使われる膨張材で、「ふくらし粉」とも呼ばれているものです。

水分と反応すると炭酸ガスが生じることで、生地をふっくらと膨らませる働きがあります。

基本の材料にはベーキングパウダーがない

まずは、シンプルなパウンドケーキの基本の材料を見てみましょう。

基本のパウンドケーキの材料

・無塩バター:450g
・卵:450g
・砂糖:450g
・薄力粉:450g

材料リストを見ると、ベーキングパウダーは含まれていないことがわかります。

4種類の材料(バター、卵、砂糖、薄力粉)を、450g=1ポンド(pound)ずつ同量に混ぜて作るのが、本来のパウンドケーキ(pound cake)なんです。

ベーキングパウダーを入れなくても問題なく作ることができます♪

ちなみに、450gずつ合わせると大量ですので、型1台分なら100gずつがちょうどいいです。
卵100gは、Mサイズの卵およそ2個分が目安です。

ただし、ベーキングパウダーなしで作るにはコツがいります
続いて、そのコツを詳しくご説明しますね。

ベーキングパウダーなしでも膨らむパウンドケーキのコツ

パウンドケーキの作り方は以下のとおりです。

ベーキングパウダーなしで膨らむパウンドケーキの作り方

1. 卵白に砂糖の半量を加えながら、しっかりと角が立つまで泡立てます

2. 常温に戻したバターをやわらかく練り、残りの砂糖を3回に分けて加え、空気を含んで白っぽくなるまでしっかりと混ぜます

3. 2に卵黄を加え、しっかりと混ぜ合わせたあと、1の卵白をそっと混ぜ合わせます。

4. 薄力粉を振るい入れ、さっくりと混ぜ合わせます。

5. 生地を型に流し込み、180℃に予熱したオーブンで30~35分焼きます。

ベーキングパウダーを使わずにパウンドケーキを作るには、以下のポイントに注意することが大切です。

  • バターと卵白を十分に泡立てる
    これにより、生地に十分な空気が含まれ、膨らみやすくなります。
  • 無塩バターを使用する
    生地の質感や膨らみを良くするために重要な役割を果たします。

この2つのポイントを押さえることで、ベーキングパウダーなしでもパウンドケーキはしっかりと膨らみます。

無塩バターを使う理由

通常のバターには塩分が含まれていますが、塩分は薄力粉と結びつきグルテンを強めてしまいます。
グルテンは弾力と粘り気を与える働きがあるため、生地のふくらみが悪くなります。

そのため、有塩バターでは、思うような食感や膨らみにならないことがあり、ケーキ作りには無塩バターの使用が推奨されます。

パウンドケーキをベーキングパウダーなしで作るとどうなる?

パウンドケーキを作る際、ベーキングパウダーが必ずしも必要ではないことが分かりました。

とはいえ、使用すると生地が簡単に膨らむことも事実です。

作り慣れた方であれば、ベーキングパウダーを使うか使わないかによって、作り方を柔軟に変えてみてもいいでしょう。

また、仕上がりの食感も違ってきます。

ベーキングパウダーを入れないで作った場合生地がキュッと詰まって、ずっしりとしたパウンドケーキになります。きめ細かく、食感はしっとりとしています。

ベーキングパウダーを入れた場合ふんわり柔らかいパウンドケーキになります。
しっとり感もありながら軽い食感です。よく膨らむので、ボソボソしていると感じる方もいます。

仕上がりの状態の好みで、ベーキングパウダーを入れるか入れないか決めるのも良いでしょう。

ベーキングパウダーを入れ忘れた!どう対応すべき?

しばしば、オーブンに入れた後でベーキングパウダーを入れ忘れたことに気づくことがあります。

もし、ベーキングパウダーを入れ忘れてしまった場合、そのまま焼き続けましょう。

焼き始めたケーキをオーブンから取り出すことは避けてください

このタイミングでベーキングパウダーを加えて混ぜると、卵白の泡立ちが壊れる恐れがあります

バターと卵白をしっかりと混ぜ合わせていれば、ベーキングパウダーを忘れても膨らむはずです。

そのまま焼き続けるほうが賢い選択です!

また、パウンドケーキは本来、ふわふわというよりも、しっとりどっしりと重たい質感のケーキです。

ベーキングパウダーを使わなくても、十分美味しくいただけますよ。

ベーキングパウダーなしのパウンドケーキについてのまとめ

パウンドケーキは、ベーキングパウダーがまだ普及していない時代に生まれたお菓子です。

ベーキングパウダーがなくても、卵やバターのコツを押さえれば、問題なくパウンドケーキを作ることができます。

ベーキングパウダーなしでパウンドケーキを膨らませるには、第一に、生地にしっかり空気を含ませるため、卵白をしっかり泡立てることやバターにしっかりと空気を含ませて混ぜることが重要です。

そして、膨らむのを妨げないよう無塩バターを使うことも大切です。

万が一、焼いている途中でベーキングパウダーの入れ忘れに気づいたときには、そのまま焼いてしまったほうがいいです。

パウンドケーキ作りに欠かせないと思われがちなベーキングパウダーですが、ぜひ、ポイントを理解して、昔ながらの方法にもチャレンジしてみてください。

独自のずっしり感と、しっとりとした食感や風味を楽しめます。