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ガトーショコラ、ブラウニー、ザッハトルテの違いは?特徴やカロリー比較

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チョコレートを主役にした焼き菓子は種類豊富で、中でもガトーショコラ、ブラウニー、ザッハトルテが人気を博しています。

この3つのケーキは、似ているようで、それぞれ特徴や違いがあります。

ガトーショコラはしっとりした食感が魅力のチョコレートケーキです。
ブラウニーは、濃厚なチョコレートとナッツの味わいが楽しめます。
そして、ザッハトルテは、チョコレートのコーティングが特徴的なケーキです。

この記事では、これらの特徴や作り方による違いを詳しく解説します。

カロリーに関してもお伝えしますので、気になる方は選ぶ時の参考にしてください。

ガトーショコラ、ザッハトルテ、ブラウニーの見た目や特徴を解説!発祥は?

3種類のチョコレート焼き菓子について、それぞれの魅力や発祥についてご紹介します。

ガトーショコラの特徴

ガトーショコラは、フランスにその起源を持つチョコレートケーキです。

「ガトー」は、小麦粉、バター、卵、砂糖を基本とした焼き菓子のことです。

焼いたチョコレート菓子を意味し、本来、チョコレートケーキ全般を指します。

日本では、チョコレートケーキの中でも特に、生地にチョコレートを混ぜ込んだケーキのことをガトーショコラと呼び、親しまれています。

しっとりと濃厚な味わいが魅力です。

ブラウニーの特徴

ブラウニーは、アメリカのシカゴで生まれたチョコレートケーキで、その名前は特徴的な茶色「ブラウン」からきています。

「女性向けに、ランチボックスに入れやすい小さめのケーキがほしい」というニーズに応えるために考案されました。

他のケーキと違い、携帯して手軽につまんで食べられる手軽さも好評です。

通常、平たく焼き上げられて、厚みが少なく、バー状などの四角い形にカットされます。

ブラウニーの最初のレシピで、表面にクルミが使われていたこともあり、今でもナッツ類がよく使われます

アメリカではホームメイドスイーツとして定番で、各家庭によって様々なアレンジがされて作られています。

ザッハトルテの特徴

ザッハトルテは、オーストリアのウィーン発祥のチョコレートケーキで、「チョコレートケーキの王様」とも称賛されることがあります

元々貴族のために考案されたレシピで、ザッハー氏が運営するホテル・ザッハーでしか食べることが出来ない特別なチョコレートケーキでした。

このケーキは、チョコレートの風味豊かなスポンジに、杏子ジャム(アプリコットジャム)が挟みこまれていて、重厚なチョコレートに、ジャムの酸味がアクセントとなっています。

ケーキの表面全体には、溶かしたチョコレート入りのフォンダン(糖衣)がコーティングされ、艷やかな外観です。その、シャリシャリとした食感も特徴的です。

コーティングする工程は技術的に難しく、上級者向けのケーキとしても評価されています。

よく、甘くない生クリームを添えて提供され、豪華な印象です。

ガトーショコラとブラウニーの作り方による食感の違い

ガトーショコラとブラウニーは、どちらもチョコレートが濃厚で、バター、卵、薄力粉といった材料もよく似ている焼き菓子です。

ザッハトルテはお菓子作り初心者には難しいとされていますが、ガトーショコラとブラウニーは比較的簡単に作れるため、バレンタインデーなどでもよく手作りされることがあります。

しかし、その作り方はまったく異なり、食感にもちょっとした差があります。

主な違いは、薄力粉の量、卵の使い方、具材の使用の有無です。

ガトーショコラは軽くてしっとり

ガトーショコラは、薄力粉の分量が少なめです。
レシピによっては薄力粉を使用しない場合もあります。

また、卵は泡立てて使います
全卵を泡立てるか、または黄身と卵白に分けて、卵白を泡立ててメレンゲにして生地に混ぜます。

その結果、空気をたくさん含んだ生地によってふんわりと膨らみます。

時間が経つと真ん中が少ししぼみ、濃厚で非常にしっとりした食感になりつつも、軽い口溶けを実現します。

通常、ホールケーキの丸い型を使って焼き上げます。

クラシカルなチョコレートケーキで、中に具材を加えたりアレンジされることはほとんどありません

デコレーションもシンプルで、表面に粉砂糖が振りかけられることや、生クリームが添えられる程度です。

ブラウニーは外はさっくり中はしっとり

ブラウニーはガトーショコラよりも多くの小麦粉を使い、外側がさっくりとした食感に仕上がります。

卵は、全卵を混ぜ合わせます
卵を泡立てるのではなく、ベーキングパウダーを加えることによって膨らませます

きめが詰まっていて、しっとり食べごたえがある食感になります。
ケーキとクッキーの間をとったような食感のものが多いです。

焼き型は、一般的にオーブンの天板や浅いスクエア型が使われます。

くるみやナッツ類、クランチチョコレートやレーズンなどを加えて多彩にアレンジされることが多いです。

ガトーショコラ、ブラウニー、ザッハトルテのカロリーを比較

レシピにもよりますが、100gあたりのカロリーの目安は以下のようになります。

  • ガトーショコラ:356〜357kcal
  • ブラウニー:409〜466kcal
  • ザッハトルテ:341〜352kcal

チョコレートのお菓子なので、どれもカロリーは低くはないです。
特に、ナッツやチョコレートを多く使用するブラウニーは、カロリーが高めです。

しかし、1カットあたりのカロリーに換算すると次のようになります。

  • ガトーショコラ(18cm型を8等分したもの):274Kcal
  • ブラウニー (4cm四方のもの1個):80kcal
  • ザッハトルテ(18cm型を8等分したもの):498kcal

1カットがずっしり濃厚な、ザッハトルテのカロリーが高めです。

ちなみに、ショートケーキ1カットのカロリーは355kcalです。
意外にも、チョコレートケーキの仲間でありながら、ガトーショコラのほうがカロリーが低いです。

カロリーを控えたいけれど、どうしてもチョコレートケーキが食べたいときには、ガトーショコラを選ぶと良いでしょう

手軽につまめるブラウニーも、濃厚で満足感がありながらも、1個のサイズが小さくてすむので、量を調節しやすいです。

ガトーショコラやブラウニーのレシピには、豆腐を使ったレシピもあります。
さらにカロリーを抑えたい場合は、ヘルシーな材料を使って砂糖やチョコレートの量を減らせるよう、工夫してみましょう。

チョコレート焼き菓子の個性と選び方のまとめ|ガトーショコラ、ブラウニー、ザッハトルテ

ガトーショコラ、ブラウニー、ザッハトルテは、独特の特徴がありました。
材料は似通っていても、それぞれ食感や風味には差があります。

例えば、濃厚で重みのある味わいを求めるならブラウニー、しっとりして軽い口溶けの食感が好みならガトーショコラを選ぶと良いでしょう。

ザッハトルテは、重厚なチョコレートの甘みにジャムの酸味、コーティングされたチョコレートの独特の食感が魅力的です。

チョコレートケーキを選ぶときに、カロリーが気になるなら、種類はガトーショコラがおすすめです。

その日の気分や好みに応じて、ピッタリのチョコレート焼き菓子を選んでみてください。