チョコレートのスイーツを手作りするとき、チョコレートを溶かすという工程が必ずついてきます。
手軽にさっと溶かしたい時には、電子レンジが非常に便利です。
ただし、この方法には少しのコツが必要です。
湯煎で溶かす場合とどういった違いがあるのかも気になります。
この記事では、
- 電子レンジと湯煎の違いやメリット、デメリット
- 電子レンジでチョコレートを溶かす方法の要点
を分かりやすく解説します。
チョコレートを溶かすならレンジと湯せんどっち？それぞれの特徴と注意点
通常、お菓子作りでチョコレートを溶かすには、湯せんをして溶かすようになっています。
しかし、湯せんは意外と面倒に感じることがあります。
できるなら、もっと手軽に溶かしたい思う人も多いでしょう。
あまりに大量のチョコレートを溶かすのでなければ、電子レンジを使って簡単に溶かすことができます。
湯煎と電子レンジ、それぞれのメリットとデメリットをみてみましょう。
湯せんでチョコレートを溶かすメリットとデメリットは？
湯せんで溶かすメリット
- ゆっくりと混ぜながら溶かすことで、なめらかな口当たりを実現できる
- チョコレートの風味や美味しさをキープできる
- 焦がす心配がない
湯せんで溶かすデメリット
- 湯煎用のボウル、チョコを入れるボウル、ゴムべらなど、使用する調理器具が多く片付けも増える
- お湯の温度を50℃〜55℃に調整する必要がある
- お湯や湯気がチョコに混ざると分離する可能性がある
電子レンジでチョコレートを溶かす時のメリットとデメリットは？
電子レンジで溶かすメリット
- 調理器具の使用が少なく後片付けもラク
- 手早く溶かすことが可能
電子レンジで溶かすデメリット
- 時間調整や扱いにコツが必要
- 加熱ムラがあるため焦げやすい
- 水分が飛んでしまい、焼きチョコ状態になってしまうことがある
湯せんと電子レンジどっちが適切？
チョコレートの風味や味わいを最大限に活かしたいなら、「湯せん」がベストです。
逆に、簡単さや手軽さを求めるなら、「電子レンジ」が良いでしょう。
例えば、特別な日や誰かへの手作りギフトとして考えている場合は、湯せんで丁寧に作ると、より美味しいチョコレートができます。
電子レンジを使っても、焦がしたりしなければ充分おいしいチョコレートが作れますので、家族や友人と気軽に楽しみたい場合はおすすめの方法です。
電子レンジでチョコレートを溶かすときのコツ
電子レンジでチョコレートを溶かす場合には、焦がさないように注意が必要です。
重要なのは、加熱によって直接チョコを溶かしきるのではなく、温まったチョコレートや容器の余熱を使って溶かすことです。
加熱の時間は、100gの板チョコを溶かす場合、600Wで1分程度が目安です。
ただし、季節や室温、容器の厚み、電子レンジの機種によって最適な時間変わることがあるので、目を離さないようにしましょう。
必ず、手動で設定し、オート機能で温めることはしないでください。
加熱した直後はチョコが溶けていないように見えることがありますが、それで大丈夫です。
ゴムベラ（なければスプーン）で混ぜると、余熱でチョコが溶け始めます。
混ぜても完全に溶けきらない場合は、10秒ずつ電子レンジで追加加熱してください。
10秒単位であれば、チョコが焦げるのを防げます。
また、チョコをレンジで加熱するときにはラップをする必要はありません。
これは、チョコレートにラップに付着した水蒸気の水分が混入しないようにするためです。
電子レンジでチョコレートを溶かす方法とメリットデメリットまとめ
手早くチョコレートのスイーツを作りしたいときや、気軽に手作りを楽しみたいときには、電子レンジを使ってチョコをとかす方法はおすすめです。
この方法では、湯煎と比べて手間がかからず、片付けも少なくて済みます。
ただし加熱しすぎると焦がす心配がありますので、様子を見ながら少しずつ加熱するようにしましょう。
この情報が、手作りチョコレートにチャレンジする参考になれば嬉しいです。
